Release: 2019/11/30 Update: 2019/11/30

紙一重の鍵

これ(↓)は、何の芽でしょうか?!

 

先日、(親父お袋の)CM(ケアマネ)に相談した 「昼食と夕食を週に3日だけ調理してもらえる訪問サービスを利用できないでしょうか?」

要介護1の二人は、27回/月しか生活支援型サービスは受けられない事を前提にしての相談である

「持ち帰り検討してみます 来月5日、担当者会議で具体化していきましょう」と返答だったので、 待っていた今日

電話で「生活支援型のサービスはご家族と同居されている場合は受けられないんです」と冷たい回答

幼い頃から上京するまでの30年弱、お袋は料理が苦手で親父が調理して3人の子供共々”食”を支えてきたことを知ったのは

再び同居しはじめてここ3ヶ月たった最近のこと

「なんとも、夫婦協同で台所に立っていることか、上手く分担して食事をつくっていることか」と思ってた

お袋が作る料理は野菜などを主とした煮物が多かった

もともと貧乏だったので、お腹いっぱいに食べれればよく「美味しいご飯を食べたい!」と切実に考えたことはない

親父は、混ぜご飯やカレー、刺身や麺類を得意としていた

どれも、味に凝るわけでなく、味は出来合い・手間掛けずつくる料理ばっかりだ

そんな親父が「今晩は焼き肉でも食べに行こうか」とか「今日はお寿司を食べに行こう」などと外食ばかりしたがる

お袋はお袋で、朝、昼そして夕方のご飯準備時刻近くなると、庭に出て花壇の手入れをし出したり、ご近所の人と井戸端をやりはじめたりと

食事を作ることから逃げ出し始めた

認知も進んできたなーと思っていた矢先の二人の言動・行動である

年をとれば、たしかに味はよく分からないかも知れない

年をとれば、何事もめんどくさくなるものかも知れない

それでも美味しく食してほしく思うのは私だけでないと思う

フルタイムで働く私

夜勤の時もある

近所のお年寄りがよく話している「お弁当って飽きるよね」「冷たい味気ない配達弁当だけは食べたくないよね」って

なんとか、美味しく、楽しく食事をして欲しいとの思いから相談した「訪問(調理)サービス」である

上の写真は、お袋が植え育ててる”ほうれん草”の芽です

正しいかどうか分からないが、種を植えた土を、毎日毎日スコップで叩き固めて、やっと出てきた力強いほうれん草の苗

身体的介助を必要としない二人に、いくら認知機能が酷くても、ましてや健丈の家族と同居してる場合は

生活支援に、保険や税金は使えないのである

素直に見るか見ないか・・・・・

ここに紙一重の鍵がひそんでいる

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