やさしい手・壱岐(003:選択)
「介護士に将来性があると言える3つの理由」との見出しで、とあるサイト記事を目にした
その3つの理由とは・・・
(1)日本全体で高齢化が進み、サービスの需要が増えるから
(2)人手不足の業界だから
(3)業界全体として売り手市場だから
介護職求人サイトなのでいたしかたない
しかし、将来性があるからと言って我も彼もが介護士の看板を掲げられては、介護される側もたまったものではない
ましてや、支援を”サービス”と言ったり、介護業界を”市場”と括ることに抵抗を感ずる
お金を払えば、何でもやって貰える、いわゆる”サービス業”とは本質的に異なるし
魚や野菜の市場(イチバ)って、買う人が”欲しい物”を”良さそうだから(或いは良かったから)”と他のお店の物と比較して手に入れるのであって
お年寄りが(体験制度はあったとしても)、自分の意志で支援を選べる訳はないんですよね
心ある方でも、ご家族に迷惑がかからないよう「この辺に決めておきますか」なーんてご家族の一声に頷く程度の意志表示が関の山なんです
今日、嬉しいことがあった
コロナの影響で”新しい生活様式”ってのが毎日のように新聞をはじめとするメディアでお目に掛かるようになった
その主たるスタイル(様式)は、”三蜜”を避けた、リモートとかネットとかオンラインとか言ったいわゆるインターネット技術の応用である
図らずも、小生は定年退職前の職業はシステム開発(いやインテグレータといって作って貰う)の仕事をしていたし、その職場では、セキュリティーを
執拗に固守して”在宅勤務制度”を名実ともに推進していたので、ある意味お手の物なのかもしれない
ふとしたきっかけでネットで知り合った友達にアライアンス(協業)を持ちかけると、提案通りの快諾を頂くこととなった
その方は本職(って言って良いのかな?)以外に、ミッションカラーカウンセリングもやっていて、小生の”介護のあり方”までもアドバイスして頂いた
90を超す両親の介護の傍ら、如何に”離職”せず先に進むべきかのアドバイスを頂き、今後も小規模多機能型介護施設で”お年寄りに寄り添う”ことを
即決した次第
ほんとうに、ありがたいことだ
人はちょっとしたきっかけが、その人の人生を左右すると言うことは、言葉で分かっていても、その時の取捨選択は結局は”運”に任せるしかない
言い換えるならば、如何にあらゆる事象・現象を事前に想定して、決断の時に備え、選べる枠を準備をしておくかが重要なのである
能ある人間ならば、医学や環境がいくら進歩したとしても脳の寿命100年(これ根拠ありません、主観です)を過ぎれば、俗に言う”認知症”になるんです
その時になって、どこで過ごすのか、どのように過ごすのか、だれと過ごすのかを、ご家族が勝手に決めてしまうのでは虚しい限り
健常なうちに、良い施設なり、終身面倒を見てくれる家族や、或いは独居できる場所を決めておくことが大切ですね