Release: 2023/03/01 Update: 2023/03/06

RaspberryPi(介護ロボットVol.6:離床通報機能編)

 

母が深夜に徘徊するのを察知すべく離床通報システムを作ることにした

子機、親機とも余っているRaspberryPi3を使う

離床マットや親機、子機のプログラムはすべて手作りしてコスパを上げる

 

このシステムを作るにあたってシステム概要を以下に述べる

 

1.センサー部の作成

 材料は次の写真の通り

 圧力センサー以外はホームセンターで調達のもの

 (1)センサー取付

    圧力センサーに防振粘着マットを貼り付け、セルロイド板とアルミ板の間に

    設置

    コード部分は接触不良やショートを防止するため半田付けのあとホットガン溶着する

(2)マットにセッティング

   コードがふらふらして切れないように、マットに縫い付けて完成

(3)感度の確認

  圧力センサーの感度を測定する

   解放時:約20kΩ

   坐位で両足をマットに乗せた状態:2kΩ

   マットの端で立位:600Ω

   マットの真ん中で立位:300Ω

  解放と立位でしっかり抵抗差が出ているので回路設計も簡単そう  

 

2.RasPiとセンサー間のインターフェース回路の作成

 センサー感度がよかったので、抵抗分圧方式でスイッチングすることを考える

 回路図とインターフェース基盤は次の通り

          

3.クライアント・サーバーシステムの構築

 寝室に設置する離床センサーを収容するクライアントと

 別室で警報を出すサーバーとの間はソケット通信を利用してデータの受け渡しを実現する

 Pythonを使って、サーバー、クライアントともにプログラムを作る

 すでにソケット通信はスタンダードなので、先人の方々の紹介されているプログラムを参考にさせていただいた

   参考にしたサイトはPH_pypiさんのサイト(下記)ありがと~さんです

   サーバー:https://www.raspberrypirulo.net/entry/socket-server

   クライアント:https://www.raspberrypirulo.net/entry/socket-client

 

4.離床警報プログラムの作成

 サーバー側のソケット通信プログラムに埋め込む形で次の機能を実現する

 (1)離床を検出したら、親機のスピーカーで「離床・離床」と音声で伝える

    JtalkパッケージをInstallして利用した

 (2)離床を検出したら、日時時刻とともにログファイルに追記記録する

 以上のサーバー側とクライアント側のPythonコードは次のとおり

 

と言うわけで完成した介護ロボ・離床通報機能版の試験動画です

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