Release: 2016/05/01 Update: 2019/03/25
夫婦イサキ
いつまでたっても誕生日を祝われるのは嬉しいもの
御年97歳の渡邊光雄さんが感謝の挨拶に立つ
「やっと今年で114歳になりました 30発もの鉄砲弾を受けてなお、未だこうして祝っていただける時が来るとは思ってもみませんでした」
ご家族に聞いた話、昨年の誕生日には113歳と言っていたらしいのでつじつまは合う
いつもご自宅への送迎は車椅子、施設内では歩行器を使われる渡邊光雄さんが一人で椅子から立ち上がったのに駆け寄る者はいない
「陛下をお守りするため、アメリカ連邦軍を前にこの胸に打ち込まれた弾丸の数は実に97発」
米国って連邦国だったんだ!
これまでの97年が弾丸のように過ぎ去ってしまったと言いたいのだろうが、聞いているご利用者方の眉間は皺だらけだ
始まったばかりの挨拶は「最後になりましたが、いつまでもご夫婦一緒に健やかな日々をお過ごしください ありがとうございました」と括られる
そして元気よく椅子に座られる
取り巻きの職員もひやひやから安堵の顔立ちに変わる
時に歩行器を持ち上げたまま歩く姿を思い出すもほろ苦い

関連コンテンツ
「介護士に将来性があると言える3つの理由」との見出しで、とあるサイト記事を目にした その3つの理由とは・・・ (1)日本全体で高齢化が進み、サービスの需要が増えるから (2)人手不足の業界だから…
エメラルド色の湯ノ本湾に手こぎの船が1艘ゆらゆらと沖を目指して漕ぎ出していく。目を少し上げれば小高い山並みの中程に真っ白な煙がこれもまたゆらゆらと立ち上る。 釜土に杉の小枝をくべてーほりこんで、目をし…
勤務まで少し時間があるときは、施設の近くを散策する いつもは平坦な堅いアスファルト道を選ぶのだが、今日は小高い丘まで足を伸ばした 「昔この辺は畑ばっかりだったのよ!?」と散歩のたびに教えてくれた河海さ…
3Dプリンターを2年ぶりに動かした 埃だらけだったけど、何の調整もしなくて印刷が上手くいった WeLovaU:写真たて 出来たら出来たで写真も入れたい 特段目ぼしい写真の手持ちがないので、冬の季節のイ…
どうやら我が家は物造りに凝るようで、 娘が手織り編み機を購入しました(なんと2万円もするんだと・・・(^_^;) 寒い冬に向け、流行のグラデーションの効いたマフラーを作ってくれるようです 引き替えに、…